統合報告書 2026

Sustainability:マテリアリティマテリアリティ特定プロセス

マテリアリティの特定

PHCグループは、2023年に中長期的な価値創造の根幹となる重要課題(マテリアリティ)を開示しました。
現在推進中の「中期経営計画2027」においては、このマテリアリティを戦略の起点としつつ、激変する事業環境や経営戦略の進展を反映し、施策及びKPIの高度化・見直しを行いながら、グループ一丸となって推進しています。

現在、次なる成長ステージを見据えたマテリアリティ全体の最適化(見直し)も並行して進めており、社会課題の解決と事業成長の両立を通じて、持続可能な社会の発展と企業価値の向上に貢献してまいります。

STEP 1
社会課題の抽出
PHCグループが特に注力して取り組むべき社会課題について、GRI(Global Reporting Initiative)やSASB (Sustainability Accounting Standards Board)、SDGs、ISO26000といったサステナビリティに関連するグローバルスタンダードをもとに私たちが取り組むべき社会課題を網羅的に洗い出し、ロングリストを作成しました。
STEP 2
重要性評価
社会課題のロングリストは、社会や社外ステークホルダーの皆さまにとっての重要性と、経営理念や事業成長をはじめとしたPHCグループにとっての重要性の2軸で評価しました。そして、お客さまやサプライヤー、ビジネスパートナーの皆さま、さらに、従業員は若手から幹部までグローバルに意見をヒアリングしました。
縦軸:社会・社外ステークホルダーにとっての重要性、横軸:PHCグループにとっての重要性

また、各事業部門及び本社部門でワークショップを実施し、上記重要性評価の結果をベースに重要課題を絞り込み、ショートリストを作成しました。

STEP 3
目標値設定
重要課題を絞り込んだショートリストの取り組みを推進するための目標値設定を行いました。社会に対する責任を果たすという方針のもと、それぞれを推進する事業部門及び本社部門と議論を重ね、設定しました。
STEP 4
承認
重要課題と目標値は、経営会議及び取締役会で議論・審議を経て承認されています。

マテリアリティの見直しと今後の方針

本マテリアリティは、当社グループの経営上の重要課題として引き続き有効であり、各KPI・目標に基づく取り組みを推進しています。一方、事業環境の変化、ヘルスケア産業におけるサステナビリティに関する要請の高まり、及びサステナビリティ開示基準の進展を踏まえ、マテリアリティの見直しを進めています。見直しに当たっては、経営戦略との整合強化、財務影響評価の精緻化、及び施策・KPI体系の再整理を主な観点としています。なお、見直しは以下のステップで進めています。

  • 現状分析:外部環境の変化及びステークホルダーの期待を踏まえ、事業・財務への影響と、当社グループが社会や環境に与える影響の双方の観点から、マテリアリティの再評価・優先順位の検討
  • 社内審議・承認:サステナビリティ委員会における審議を経て、取締役会にて承認
  • 経営戦略との統合:新マテリアリティに基づくKPI・目標体系の策定及び次期中期経営計画との整合

見直し完了後は、各マテリアリティに対応するリスク・機会の評価、事業戦略との連動、及び具体的施策・KPIを一体的に開示していく方針です。